富士山について
静岡と山梨両県にまたがる標高3776mの活火山で日本最高峰。
2013年(平成25年)6月22日には関連する文化財群とともに「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の名で世界文化遺産に登録されました。
現在富士山の八合目より上の部分は登山道・富士山測候所を除き浅間大社の境内となっており、開山期の夏期は山頂の奥宮と久須志の宮が開かれ、登山者で賑わいます。
富士山と富士宮
富士宮市の名前は、富士山を神体山に祀る富士山本宮浅間大社の門前に発展した町だからと言われ、古くから富士登山の起点として知られています。
富士登山
富士山には静岡県側の「富士宮ルート」「須走ルート」「御殿場ルート」、山梨県側の「吉田ルート」の4ルートと、バリエーションの「プリンスルート」があり、夏の開山期(静岡山梨両県で日程が違います)には多くの登山客で賑わいます。
富士宮口登山道
富士宮口は登り初めの標高がルートの中では一番高く、頂上には浅間大社奥宮が鎮座しています。
富士山頂
剣が峰、馬の背、虎岩、金明水、銀明水、火口の眺め、シャカの割れ石、雷岩、大沢崩れ源頭部など見る物はいろいろあります。
浅間大社奥宮と久須志の宮
奥宮は東日本大震災で大きな傷みを生じ、全面改修となり平成28年に竣工した。
鳥居は翌29年に新たな物に建て替えられた。
吉田口奥宮の久須志の宮は平成30年の台風で登山道の石積みが崩れ、31年に修復した。
未明から御来光まで 富士宮口
満月だったので、未明と言っても奥宮などの建物が薄らと見えます。月の明るさで見える星は限られましたが冬の星座オリオンが昇ると空はそろそろ白み始めました。
途中の室に泊まっていた人たちが、御来光を見る為に暗いうちから登り始めます。
登山者のヘッドライトが線を描きます。この日は満月で視界も少し明るく心強かったのでは無いでしょうか。
山頂に到達した登山者は、御来光を見る為に見通しのよい場所で日の出を待ちます。
雲海から射す御来光に歓声が上がります。
平成28年8月19日 富士宮口にて撮影
未明から御来光まで 吉田口
登山終期とは言え吉田口は登山者が多く、登山者のヘッドライトの明かりが絶え間なく続きます。
空にはもうすぐ朝の光に飲まれて消える星達が輝きます。冬の星座余余ばれるオリオンは、夏は未明に上りすぐに明るむ空に飲み込まれます。
登山者は振り返り東の空を見つめて日の出を待ちます。やがて雲の切れ間から御来光が射しました。
- 平成29年9月5日未明から早朝久須志神社前から -
遭遇しました
幸運にも遭遇出来た自然現象です。
御来迎(ブロッケン現象) 霧に自分の影が映るとき、影の周りに虹の輪が見えます。
白虹 水の粒が雨程度ならきれいな虹となりますが霧のように小さいと白虹となるのだそうです。