行政区名 | 神田区 |
位置・目標 | 神田通り |
引き回す物 | 山車、先導車(放送設備登載) |
建造年 | 昭和3年に建造し、昭和57年と平成2年に大改修 |
象徴(人形・飾り物など) | 猿田彦命 |
囃子演目 | 通り囃子、かごまる、にくずし、屋台、聖天、竹雀 |
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磐穂神田組の山車は、昭和天皇御大典御即位を記念して、昭和3年に竣工された。当時、東海一を誇る荘重なる総欅材をもって、雲竜、唐獅子、風神、雷神などの巧みな深形彫刻を配し、豪華な彫り金具や京都の名工による優雅な絹織りの緞帳、黒漆面床朱仕上げの大輪御所車をしつらえた素晴らしいものであった。しかし、光陰の中で破損が激しく、引き回しも困難となり、長年格納されたままになっていたところ、市制40周年を機に昭和57年に修復され、再び陽光の中に往時の雄姿そのままに復元されることになった。
その後、平成2年には「道開きの神」として崇敬される「猿田彦命」が山車人形として装置され、現在の形になった。「猿田彦命」は、交通安全や海上安全、人の運命を開く神として全国的な信仰を集め、先頭に立つ神、先陣を切る神として磐穂神田組の祭りの象徴となっている。