ログイン パスワード   新規登録  

メインメニュー
ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録

祭典準備 anchor.png Edit

 9月中旬、夏を思わせるような日中とは対照的に、夜ともなると少しずつ秋の深まりが感じ取られるようになります。そろそろ囃子練習の季節到来。 撥や笛を点検し練習初日を迎えます。 公会堂では囃子長の指示により、青年多数で太鼓の準備を行い約一ヶ月間の練習が始まります。 これから毎日午後7時から2時間、新人もベテランも一緒になって囃子技術を鍛錬します。
10月1日には秋まつり実行委員会を行い、この日を境に区民一同、一斉に祭典準備に取り掛かります。 それぞれ役職により作業内容は違いますが、決められた仕事を確実にこなさなければなりません。
11月2日、秋まつりの無事を祈り浅間大社へ参拝、公会堂帰着後祭壇にお供物が供えられ、会所開きが行われます。 この瞬間から公会堂は「会所」へ名称を変更。待ちに待った秋まつりが始まりました。

Page Top

宮まいり anchor.png Edit

 11月3日朝、半纏を身に纏った青年や、羽織袴の役員、艶姿の踊り連、又祭り組の華であります手古舞のお嬢さん達が会所へ集合、役者が揃いました。 隊列が整い道囃子が囃されると、いよいよ宮まいりへ向け出発致します。 脇道から商店街の大通りへ合流、他の祭り組も浅間大社を目指しています。 祭典本部では秋まつり青年協議会の役員さんによるお出迎えが有り、露天が連なる表参道を北上、楼門を抜け拝殿前に整列致します。 他区で参加している旧友と挨拶を交わす等、暫しの歓談後式典が開始されます。 参拝の後、秋まつり委員長、市長の挨拶に続いて富士宮囃子を奉納します。 1ヵ月間の練習の成果を発揮する時が来ました。「囃子方頑張れよ」と心の中でつぶやくのは私だけでしょうか。 長いようで短い、あっと言う間の5分間、富士宮囃子の奉納が無事行われました。緊張していた囃子方の顔が満面の笑みに覆われています。

Page Top

山車引き回し・競り合い anchor.png Edit

 宮まいりを済ませ会所に帰着、出陣式が執り行われます。 秋晴れの下大勢の区民が参加しています。 隣保班の人は顔なじみなのですが、普段会うことの無い区民の人にも会うことが出来る親睦の場でもある秋まつり、区民皆で進行長の指示に従いながら山車を引き、区内所々で山車を止め地踊りを披露します。 暫く山車を引き回していると音色の違うお囃子が聞こえてくるではありませんか。 他区の山車が接近しています。 当区の交渉役が慌しく走り出すと、進行方向遥か前方に他区の高張り提灯が、その隊列の後方に山車が見えます。 両隊列の距離が見る見るうちに縮まり引き綱が山車の木鼻に巻きつけられ、山車と山車の距離が数十メートルの所で両区の引き回しが停止、お囃子も止まりました。 辺りは先程の騒がしさが嘘のようで、静穏の中にも緊張感が漂っています。 競り合いの内容を確認する為、青年長、交渉長、進行長が立会人の下へ歩み寄ります。 山車周りでは梃子方は、梃子棒を準備し配置に付き、囃子方は、演奏曲目や競り合いの仕掛けが自区なのか対戦相手区なのかを確認します。 立会人が競り合い準備完了を確認すると、いよいよ競り合いが始まります。 立会人の弓張り提灯が高々と上げられました。 双方の囃子が始まり山車が前進し、お互いの距離約十メートルの所でいったん山車が止まり、お囃子の曲目が「にくずし」から「屋台」へ切り替えるのを待ちます。 屋台に切り替わると戦闘開始。 再び山車を前進させお互いの距離数センチから最後には数ミリまで山車を近づけます。(衝突する事もまれに有る)約10分後、梃子方も囃子方も汗にまみれお互い一歩も引かない状態が続く、立会人が弓張り提灯を大きく横に振ると止めの合図、双方の山車が一斉に引いて囃子が終了し、競り合いが終わります。 立会人の判定を聞き和議が執り行われます。 双方山車前に整列後手締めを行い、お互いの健闘を称え合います。

Page Top

御幣返却 anchor.png Edit

 11月5日祭典最終日、会所へ集合、長い準備期間を経て祭典が始まったかと思うと、早くも最終日、頬を撫でる晩秋の風が少し寂しく思えます。 高張り提灯を先頭に隊列を組み山車を走らせ他区を訪問し競り合いや踊りを行う。 次第に秋まつりの終焉が近づいています。 会所へ戻り区民全員で踊り納め、囃子納めを行い、山車を山車蔵へ格納し、祭典の成功と感謝の意を告げるため浅間大社へ御幣を返却致します。 それから会所へ戻り直会を行います。 祭典参加各自が一人ずつ「秋祭りへの思い」を発表します。 同じ半纏を着た老若男女が、十人十色の思いを述べると達成感と期待感からか、なぜか涙が止まりません。 次年度の秋まつりの成功を祈念し、後ろ髪を引かれながら会所を後にします。 1ヵ月半足らずでずいぶん寒くなりました。 満天の星空を見上げると山車が見えるではありませんか。そして何処からかお囃子の音が聞こえてきます。 私だけの秋まつりに終わりはありません。夢の中で再開する事にしましょう。

これはフィクションであり或る区を特定するものではありません。


トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード印刷に適した表示   ページ新規作成 全ページ一覧 単語検索 最新ページの一覧   ヘルプ   最新ページのRSS 1.0 最新ページのRSS 2.0 最新ページのRSS Atom Powered by xpWiki
Counter: 3375, today: 2, yesterday: 1
初版日時: 2009-04-04 (土) 14:00:17
最終更新: 2009-04-15 (水) 11:13:28 (JST) (3200d) by admin
秋まつり 更新

Powered by XOOPS ◇ Theme designed by OCEAN-NET+masanori ◇ Copyright (c) 秋まつり青年協議会